【可児市】国内ではここだけが国の天然記念物に指定されている「久々利のサクライソウ自生地」へ行ってきました!
可児市内に、国の天然記念物に指定されている、「サクライソウの自生地」があることをご存じでしょうか?
自生地がある場所は、岐阜県可児市と多治見市とに跨がる、標高372mの「浅間山(せんげんやま)」。美濃富士とも呼ばれる可児市の最高峰です。調べてみると、可児市久々利にあるサクライソウの自生地は、国内ではここだけが国の天然記念物に指定されているのだとか!
今年(2023年)は多くの花が開花したとの情報を聞き、7月29日に自生地へ向かいました。まずは、Googleマップ上に表示されている「久々利のサクライソウ自生地」へ、スマホのGPSを頼りに向かいました。私のスマホのGPSで辿り着いた場所は、山頂から少し下った場所にある、↑の石碑がある辺り。探したら、この辺り周辺にも咲いているのかもしれませんが、探さずに地元の方に教えていただいた開花スポットへ向かいました。
踏みつけてしまわないように、腰をかがめながら、ゆっくり慎重に探しました。なかなか見つけることができませんでしたが、根気よく探した結果・・サクライソウを発見しました!! か細い繊細なお花です!
サクライソウは、高さ7〜20cmの多年生草で、葉緑体をもたず落葉など腐植土を栄養分とする「菌従属栄養植物」で、移植ができず、人工的に増やすこともできません。個体数が危機的水準まで減少し、環境省の絶滅危惧IA類に指定されています。
1903年に桜井半三郎氏により恵那山麓で初めて発見され、 牧野富太郎氏(現在、NHKで放送中の朝ドラの主人公)が「サクライソウ」と命名。
浅間山は手軽に登ることができ、多くの登山者が利用されています。サクライソウの存在を知らない方が、小さなお花に気がつかずに踏みつけてしまう可能性があるので、「浅間山=サクライソウの自生地」という認識を広めて、みんなで大切に守っていきたいですね。
久々利のサクライソウ自生地はこちら↓