【可児市】総代長さんが勝手に植えてみるみる成長! 高樹齢に見える立派な枝垂桜は実はこんなに若かった
可児市塩河にある「少林寺」さん。今回は取材のために訪れた訳ではなく、塩河をドライブ中、あまりにも見事な桜の木を発見して、吸い寄せられるようにやってきました。臨済宗妙心寺派の少林寺さん。臨済宗は、とんちで有名な「一休さん」の宗派なのだとか。本堂前に植えられた、高樹齢に見える立派な枝垂桜。聞いてビックリ! なんと、まだ樹齢20年にも満たないのだとか。桜の正面、本堂の縁側に茶席が用意されていました。
「茶席でお茶とお菓子を食べていって」と声をかけて下さった おくりさん。(おくりさんとは、住職の奥様のこと)お寺の住居部分のことを、庫裡(くり)と呼び、その庫裡を司る奥さんのことを、おくりさんと呼ぶようになったそうです。綺麗に手入れされたお庭と満開の枝垂桜が美しい。風に吹かれて、時折、桜吹雪が屋内に入ってきました。美味しいほうじ茶をいただきながら、至福の時間を過ごさせて頂きました。
・・と、いかにも風情のある表現をしましたが、実際はおくりさんのお話がとっても楽しくて、話に夢中になっていました(笑)この見事な枝垂桜は、20年弱前に総代長さんが、住職さんに断りもなく勝手に植えられたのだとか。とても愉快な総代長さんのようです。実はこの日は、本堂の内部を一新する為、古い装飾品を撤去されたばかりだったようです。(取り外された装飾品が、お隣の部屋に置かれていました)2日後には、新しい装飾品が設置されるとのことでしたので、この写真より豪華で煌びやかになっていると思われます。
今回、綺麗な桜を観賞させていただき、お茶とお菓子をご馳走になり、為になる楽しいお話をたくさん聞かせていただき、取材にまで協力していただき感謝してもしきれません。
とても素敵なおくりさんがいる少林寺さん。是非ご参拝してください。
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